これぞダブルダッチの真髄!
20年間ダッチャーが2本のロープで繋いだ想いと進化!
Double Dutch Delight Japan 2025 20th Anniversary は
最高の空間となった!!

 20周年という節目を迎えた Double Dutch Delight。
 国内の世代No.1 を決めるこのステージでは、これまで数々の白熱した激戦が繰り広げられた。より速く、より力強く、より優雅に、新しい挑戦の数々…。「絶対」が無いからこそ挑戦し続けられる。そんな想いが繋がり、シーンの進化と共に歩んできた20年間。

「集大成」ではない!新しい扉を開く1日!
この記念すべきステージを彩り、「主役」となるべくFINALISTたちが川崎に終結!
まだまだ進化を止めない全国のダッチャーたち…。今年も各地区予選で激闘が繰り広げられ、ハイレベルなスキルとセンスを兼ね備えたFINALISTが選出された。

 2022年からの地区連覇が続いているEast地区。昨年も王者を輩出したEast地区開催となったことで、他 FINALISTたちを迎える立場となったEast地区 FINALISTたちが、今年も連覇へ導くのか⁉それともWest地区FINALISTたちが虎視眈々と再び王座を奪い返すのか⁉はたまた、NORTH・SOUTH地区FINALISTたちが地区念願の優勝を果たすのか⁉…。
 この日を迎えた高揚感と、目標としてきたステージが目の前にある緊張感、そしてライバルたちと相対した緊迫感などなど、今年も様々な感情が渦巻く “Japan” がいよいよ幕を切った!

 NOVICE・ADVANCED部門は、全11のチームが出場!NOVICE部門は6チームと過去最多タイの出場となる。近年ではやOPEN部門と遜色ないパフォーマンスを繰り広げる両部門のFINALISTたち。全国各地から勝ち上がったチームとなれば、更にハイレベルなスキル・パフォーマンスを要している。ましてや事前に予選のお互いのパフォーマンスを見ているチームもあり、それぞれを尊敬しあっている。だからこそ他チームがどうこうではなく自分たちに集中する!そう、選手たちはもちろんのこと、コーチからもその気持ちが伝わってきた。
 OPEN部門は、当日決戦となる敗者復活戦から勝ち上がってきたチームを加えた全12チーム。念願の初出場を果たしたチームや強豪・古豪とされる団体・サークルをレペゼンする
チーム、優勝候補と目されるチームなどなど、全国から10の団体・サークルを代表するチームが相対した。リラックスしながらも全身から感じ取れるみなぎる輝きと力を早く解放したい!そんな印象を受けるほど、早くから会場は盛り上がり始める。

 Japan 大会出場を祝うべくFINALISTたちを「主役」としたOPENINGは、ダブルダッチのどのステージでも経験することができない演出で会場内は最高潮へ!
 そして20年間続く”あのテーマ曲”と共に、記念すべき日の幕が切って落とされた!!

予選を勝ち抜いたFINALISTたちによるパフォーマンスは、どれも洗練されていて、しかも会場から沸き起こる大大大声援の後押しもあり序盤から素晴らしいパフォーマンスが連発!そして今年も出たぞノーミスパフォーマンス!! こんな緊張感MAXのステージでノーミスを出すことは至難の業。素晴らしいパフォーマンスが続いたことにより、会場からの大声援のボルテージはMAXへ!!
 FINALIST・観客・出演者・スタッフ…会場にいる全員の想いが一体となり、会場内の空間は、FINALISTたちに見えない力を与えてくれた。
”激闘”というのはなぜこんなにもあっという間なのだろうか。ずっと見ていたい!そんな気持ちにもさせてくれるほど白熱した戦いにも終止符が打たれ、日本No.1の称号を手にするチームが決定した!

 NOVICE部門を制したのは、East地区代表『A.C.Z (D.D.S)』!!
3人チームと少ないメンバー構成ながら、アクロバットや安定したターニングによって、繰り出すパフォーマンスをことごとく成功!見事ノーミスのパフォーマンスをやり切り、会場を大いに沸かせた。ターニング技術はもちろんのこと、遊び心も踏まえたパフォーマンスで会場の心を掴み、見事、優勝の栄冠を手にした!

 ADVANCED部門は圧巻そのもの。
優勝の栄冠を手にしたのは、West地区代表『BASKU RATCH(sddc)』!!
彼らの世界観に終始圧倒され、始まりの音から最後のスピードまで他のチームには出せない感性を披露。ベーシックロープと音で魅せる完成度が高いパフォーマンスで他チームを寄せ付けず、圧勝で栄冠に輝いた!

 そして、OPEN部門では、新時代到来に相応しい同世代を牽引するであろうチームが誕生した!

 OPEN部門を見事制し優勝トロフィーを手にしたのは、East地区2位通過した東京大学・D-actの『Fuzzy Bud Hub』!! 地区予選では2位通過ながら、Japan 大会では、並み居る強豪や、エリア1位通過のチームたちにも大差をつけ見事優勝を果たした!
 Fuzzy Bud Hubもノーミスパフォーマンス!また彼らオリジナルのロープトリックやパフォーマンスの随所で完成度の高いハイレベルなトリックを披露!チームワークの良さも垣間見え、完成度の高いパフォーマンスで会場を大いに沸かせた!
 しかも、彼らはまだ2年生チームというから驚き!このチーム結成年数で優勝を勝ち取ることはそう簡単ではない。更にさらに東京大学・D-actが団体としてDouble Dutch Delight Japan 3連覇!D-act、そして Fuzzy Bud Hub 時代到来といってもいいのではないだろうか。

 2位に入賞したのは、創価大学R2よりEast地区5位通過した『天空第一部隊』。
創価大学・R2悲願であったJapan大会初出場に加え、2位に入賞までと一気に駆け上がった!彼ら独自の世界観はJapan大会でも健在!また熱い想いを存分に伝えてくる表現豊かなパフォーマンスで多くの人を魅了し、見事Japan大会初出場・初入賞と自信はもちろんのこと創価大学・R2の今後の飛躍に大きな功績をもたらした!

 3位に入賞したのは、敗者復活チームからの大逆転劇!East地区敗者復活対象から見事当日決戦を勝ち抜き、Japan大会出場を果たした日本体育大学・乱縄の『珠華』。
敗者復活を勝ち抜いた勢いそのままに、珠華もノーミスパフォーマンスを披露!
同日に2回目のパフォーマンス、そしてOPEN部門一番手で登場と、体力的にも精神的にも大変な日となったが、そんな状況にも負けず力強く、そしてチャイナテイストといった彼らのオリジナルなテイストで会場を盛り上げた。

 ここまで、入賞チーム中心に取り上げさせてもらっているが、先にも記述している通り、この日出場した全チームが素晴らしいパフォーマンスを、そして全てを出し尽くしてくれた。20周年という記念の日ではあったが、そんな緊張感にも臆せず今年も熱すぎる戦いを観客に届けてくれた。
 このような素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた全チームへ改めて心より感謝を伝えたい!最高のパフォーマンスを披露、最高の空間を創り上げてくれてありがとう!

 2025年のAnniversaryシーズンが最高の1日となり幕を閉じた。
そして、Double Dutch Delight は2026年からまた新しいフォーマットに移行していく。
すでにオフィシャルウェブサイトで発表されているが、これは次のステージへステップアップしていくための新たなチャレンジ。ぜひ、今年も多くのダッチャーが繋いでくれたこのJapan大会のステージへチャレンジしてほしい。そして、また最高の空間を共に創り上げたい!
Double Dutch Delight は歩みを止めず、これからもチャレンジしていきます!



【 ご来場、そして各地よりご声援いただきました皆様 】


 この度は、『 Double Dutch Delight Japan 2025 20th Anniversary』へご来場・ご視聴いただき、また会場内外から大きな声援を出場チームへ届けていただき誠にありがとうございました。

 2025シーズンは20周年という大きな節目を迎え、これまで沢山の方に支えていただき、そして何よりも出場いただいた全てのダッチャーの「情熱」と、歩みを止めない「シーンの進化」によって、ここまで開催し続けることができました。心より感謝申し上げます。
 開催当日も、これまで以上に熱気!そして多くの声援があがる活気!を随所で感じることができました。更には、本番前からでも聞こえてくる歓声がFINALISTたちへの大きな後押しとなり、緊張やプレッシャーを感じながらも自身の全てを発揮する準備ができたと思います。

 オープニング、一般部門、NOVICE部門、ADVANCED部門、OPENN部門、GUEST SHOWCASE、結果発表と1日を通して、最高のパフォーマンスを魅せてくれたチームへ途切れることなく続く大歓声は、我々の感情も更に高ぶらせてくれました。このような光景を目の当たりすることができ、スタッフ・関係者・運営者一同大変感激しております。
 このように会場が”一体”となったステージを経験することができたFINALISTには、これからも続くであろうステップアップに少しでも繋げて役立ててくれたら嬉しいですし、より多くのダッチャーがこのステージを目指してくれるよう、これからもスタッフ関係者一同精進してまいります。

 これまで幾度も練習し鍛錬してきたものや、全ての「想い」をこの舞台にぶつけたFINALISTたち。この想いを受け止め重要重大な審査をしてくれたJUDGEの皆様。数えきれない経験をもとにFINALIST・出演者をスムーズにそして気持ちを高ぶらせてくれる"ことば"でステージへと送り込んでくれたMCの皆様。FINALISTたちの気迫にも負けじとこの20周年記念に華をそえる豪華で洗練されたパフォーマンスで会場を盛り上げてくれたGUEST SHOWCASEに出演いただいた皆様。朝早くからスムーズに来場者を向かい入れる体制を整え、共に裏側から笑顔で会場を盛り上げてくれた全スタッフ関係者様。大きな拍手と声援で溢れる想いを届けていただいたご来場者様、ご視聴者様。
 新たな扉が開かれるこの日に、皆さんと共に"最高"のとなったこの空間を創り上げることができた、まさに盛大なる20周年記念大会となりました。
 改めて心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。


 最後に、20周年記念大会を無事に終えることができましたが、まだまだダブルダッチシーンの活性化を目指し、Double Dutch Delight は新たにより一層スピードを上げて挑戦をしてまいります。
 今後も、ダブルダッチを通して様々な経験を体感してもらいたい!
 将来への糧にして世界に羽ばたくきっかけとしてもらいたい!
 Double Dutch Delight は今後も ”ダッチャー” の為に発展・チャレンジしていきたい!

 そして、2020年から繋いできた言葉となりますが、

The world is connected by two ropes.
We're going to use two ropes to connect to the future.

世界は2本のロープで繋がっている
私たちが2本のロープで未来へ繋げる

 この想いをもとに、より未来へ向けた「新たな挑戦」「改革」へと邁進してまいります。 
今後とも "Double Dutch Delight"への変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願い申し上げます。


OPEN部門 1位
『 Fuzzy Bud Hub 』
東京大学 D-act
OPEN部門 2位
『 第一天空部隊 』
創価大学 R2
OPEN部門 3位
『 珠華 』
日本体育大学 乱縄
ADVANCED部門 1位
『 BASKU RATCH 』
sddc
NOVICE部門 1位
『 A.C.Z 』
D.D.S.
一般部門 1位
『 Junk Swing 』
大阪
YuI QUEEN B( ELLE ) 【技術力】
 Double Dutch Delight Japan 2025に出場された選手・関係者の皆さま、運営・スタッフの皆さま、これまでのご準備本当にお疲れ様でした。

【高得点をつけたチームについて】
 私は今回、技術力の項目を審査させていただきました。高得点をつけたチームは、以下のとおりです。
<一般部門>… Junk Swing
<NOVICE部門>… A.C.Z
<ADVANCED部門>… BASKU RATCH
<OPEN部門>… Fuzzy Bud Hub

「Junk Swing」
 ジャンプ・ターニング・アクロバット、それぞれのスキルが高く、崩れないリズム感と全ての転換にワクワクしました。特に、無音で観客の視線を大いに引きつけてからの難易度の高い3倍を通し切るムーブが衝撃的でした。

「A.C.Z」
 フロアアクロバットの質が高いチームでした。また、ベーシックロープでしっかりと魅せることが出来るジャンプ力も備わっており、3人チームにも関わらず、安心してパフォーマンスを見ることが出来ました。

「BASKU RATCH」
 絶対にミスが許されないハラハラするオープニングを綺麗なターニングでミスなく通し、観客を引きつけてからスタートするパフォーマンスに心を打たれました。また、派手な音が少ない楽曲を使用しているにも関わらず、様々な音がハッキリと聞こえてくるようなジャンプに技術力の高さを感じました。

「Fuzzy Bud Hub」
 ジャンパーとターナーが安定しているからこそ成り立つ技がいくつもあり、特にテンツクを二重で通していたところにグッと来ました。

【最後に】
 ジャンプトリック・ロープトリック・アクロバットのクオリティが高いほど、技およびムーブのバリエーションが増えます。各バリエーションが増えることで、様々な音へのアプローチが可能となり、パフォーマンスのクオリティが上がります。
 フロア・空中アクロバット後、直ぐにロープを跳ぶ難しさや、ロープ内の前後左右四隅の空間を利用したメリハリのあるジャンプ、安定したロープだからこそ出来る技の通し方等は、全て審査員に伝わっています。
 一人一人が持っている、ジャンプ・ターニング・アクロバットの3つの力を各々が磨き、チーム力を上げ、さらなる高みを目指して下さい。
 
TO-MA( FLY DIGGERZ / FORTH ) 【技術力】
 Double Dutch Delight Japan2025へ出場された選手、運営・スタッフの方々、会場まで足を運んでいただき選手を応援してくださった皆様、ありがとうございました!

 記念すべき20周年の大会でジャッジを務められて光栄です!
今大会では技術力を審査いたしましたので、総評いたします。

【高得点チームについて】
・「Junk Swing」
 このチームは文句無しに最高得点をつけました。ベーシックジャンプやステップ、アクロバットまで全てのジャンプスキルが高かった印象です。ステップの際に角度を変えて立体的に見せる工夫や、ミスをした時の素早いリカバリーもポイントでしたね。

・「A.C.Z」
 このチームはターニングが非常に上手でした。ロープを自分の身体と同じように使いこなしていましたね。特にロープを張った時!走ってしまいがちなロープですが、優しく丁寧にジャンパーを跳ばせられていたと思います。

・「BASKU RATCH」
 オープニングがおしゃれでグッと引き込まれましたね。そして音の取り方が気持ちいい!生きたロープに巧みなジャンプスキル、申し分ない最高得点でした。スピード跳んでた子の跳び方めちゃくちゃ上手!!

・「Fuzzy Bud Hub」
 一人一人のソロがカッコよくて、所々にオリジナル技があって、とても見応えのあるパフォーマンスでした!ロープも安定していたし、細部までしっかり詰めて練習してきたのが伝わってきました。ステップ後のあの余韻はなかなか出せないですね、素晴らしい!

【全体を通して】
 最近は跳ぶのが上手な選手がたくさん増えたと思います。
 その一方で、ロープはどうでしょうか。カウント通りに回すとか、2人の息を合わせるとか、それは当たり前で、ジャンパーはどういうロープが回ってきたら跳びやすいだろうってもっと突き詰めて考えてみてもいいのかなと思っています。
 チームとして3分のパフォーマンスを完成させるのに、跳ぶのが上手なだけでは成り立ちません。そのジャンプをどれだけ通してあげられるかというターナーのスキルが重要です。

 今大会はそれが得点の差に大きく繋がっています。

【おわりに】
 狭き門を潜り抜けてきたチームがJAPANの舞台に立つことができます。結果は結果ですが、20周年大会に出場したことが皆さんの人生でかけがえのない経験になったと思います!
このDELIGHTが30周年40周年と続いていくことを願っています。
ありがとうございました!
 
STR( NEWTRAD ) 【表現力】
 Double Dutch Delight 20周年おめでとうございます!そして出場した選手の皆さまお疲れさまでした。全チーム全選手に感謝とリスペクトの気持ちを贈ります。JAPAN大会での素晴らしいパフォーマンスを有難うございました。

 『表現力』の審査基準に関しては、HPに記載されている定義に基づいて、以下のポイントに重点を置いて審査しました。
⑴ 「チームメンバー全員の統一感・イメージ共有」を軸に抜かりない演技が終始繰り広げられている。
⑵ 立ち位置・フォーメーションへのこだわりや意味を持ち「パフォーマンスをより効果的に見せる工夫」がある。
⑶ 音楽に対するアプローチ/表現 方法

 この3つのポイントをバチっと抑えたチームが高得点に繋がり、またこれらが勝負の分かれ目となりました。

【全体を通して】
 パフォーマンスをより良く見せる為や音楽・キャラクターに合わせた衣装を身に纏ってるチームがほとんどの中、今大会はシンプルで平凡な衣装チームが悪目立ちしてしまった印象です。(決してシンプルがダメな訳ではございません。)ただ「セットアップ」多いですね。笑 途中から皆んな色違いに見えてきました。笑 僕もセットアップを選びがちなので、ダブルダッチ界全体で追求していきましょう!
 考え抜かれたパフォーマンス内にある、唯一無二の"音への表現"がドンと1発で伝わってくると心に残りました。聴こえてくる音に対して単調でメリハリが無い。等の音取りが長く続くと、刺激が欲しい。見飽きた。マンネリ。な感情になり兼ねないので、定期的な「ええやーん」ポイントが必要だと僕は思います。
 繊細なスキルやオシャレが随所に詰まっていて、素晴らしい表現技術が多々ありましたが、最後は前に一列でドーン!で終わるチームが多かった印象です。エンディングへの創意工夫も他と差別化する為の一つの手段となります。僕も一列終わりを選びがちなので、ダブルダッチ界全体で追求していきましょう!

 ここから特定のチーム名を挙げますが、全チームに共通してる部分もあるかと思います。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

【一般部門】
 優勝したJunk Swingに最高得点(部門内)をつけました。テンポ感が非常に良く、技間が詰まっている中での随所のオシャレでキチっとまとめていました。外フリの甘さ・動き回り続けるが故の後半体力切れ感を目立たせない工夫があれば、さらにGoodです。
 NO GUN, JUST ROPEの全体的な落ち着きから想像できないスキルや所々の細かい音ハメも最高でした。

【NOVICE・ADVANCED 部門】
 NOVICE部門では、ストロベリーストロングボンバーズ、ADVANCED部門では、BASKU RATCHに最高得点(各部門)をつけました。
 ストロベリーストロングボンバーズは『表現力』が武器やろな。の雰囲気から、え!?生歌?ピンマイク付けてる?の初っ端で引き込まれました。ただ、音の切り替わり・耳に残る音を縄のない状態で表現していたのが伸び代ポイントです。さらにレベルアップして、跳んで回して歌う。に期待しております!
 BASKU RATCHは「タケ君♪竹中君♪」からはじまり、スキルで音を視覚的にも伝えてきたポイントと独特な空気感とパッションの混在が気持ち良かったです。ステージをぐるっとダッシュしてからのジャストロープインステップ好きです。ラストソロをど真ん中で、外フリのクオリティ・立ち位置、全員の表情管理やイメージ共有。等が洗練されたら、さらにヤバいパフォーマンスになると思います!

 2部門とも、正直チームレベルの差がハッキリと見えてしまい、優勝を争えるチームは出場数に対して少ない様に感じました。全国のキッズへ、もっと個性をガンガン活かして、自信持って、1人1人の良さを自分たちが理解して、イケてるチームになろう!誰かがつくった「よくできた作品」で満足せず、チーム/個性を遺憾なく発揮した"自分たちのパフォーマンス"を追求して突き抜けてください!

【OPEN部門】
 個性豊かでバラエティに富んだ部門でしたが、ずば抜けたチームは正直無かったです。ミスが結果を左右した結末となりました。
 Fuzzy Bud Hubのステップ終わり余韻。Drunk Batのセンター中心の陣形バランス。その他にも各チーム良い瞬間はたくさんありましたが、ミスが起きても崩れないメンタル・熟練度の差がパフォーマンス/点数に影響したかと思います。
 なぜその音楽をチョイスしたのか、なぜそのムーブをするのか、が口で説明せずとも1発のパフォーマンスで、初見で伝えられるチームが個人的には好みで、審査員に疑問を持たれることなく納得させられるチカラが必要だと思います。
 ただ稀なケースも存在するのがダブルダッチであり多様性を生きる現代。足腰強そうなメガネの彼が跳ばずとも存在感を残す。感情と顔力むき出しの金髪。など、すべてのスキルを補う"何か"で他を圧倒した、第一天空部隊に僕もなぜか感動させられました。笑
 ダブルダッチって難しい!だからオモロイ!笑

【最後に】
 『表現力』とかけ離れたコメントも多かったと思いますが、最後まで読んでいただき本当に有難うございます。
 JAPAN大会に出場した選手も会場観戦した観客の皆さまもLive配信を見た方々も、今大会を通してさらにダブルダッチの魅力や熱量を体感したと思います。これを周りにシェアして、さらにダブルダッチがDelight大会が盛り上がっていくよう愛のあるこのカルチャーをデカくしていきましょう!
 皆さま本当に有難うございました!
 
Lisa( 9.Balls / GOOD BAITE ) 【表現力】
 お疲れ様です。以外、審査基準に基づいた表現力の総評となります。

【全体的な感想】
 それぞれのチームカラーや雰囲気がはっきりとしているチームが多く、ショーとしての表現の幅が広がっている印象を受けました。そのため、観ていてとてもワクワクさせられました。

【高得点をつけたチーム】
・BASKU RATCH
 難しい曲に対して全く飲み込まれず、むしろ自分たちで様々な音の中で遊ぶようにジャンプの種類や空間の使い方を工夫していました。
 基礎力の高さの上に、さらに難易度の高い表現が重ねられており、見応えがありました。ADVANCED部門ということもあり、これからの成長がさらに楽しみです。

・Junk Swing
 圧巻でした。もう100回は見ているのではないかと思うほど何度もみています。特に素晴らしかったのは、見せ場が始まる前の空間の表現です。
スピード感あふれるパフォーマンスにも関わらず、メンバー全員の呼吸や質感の揃い方がずば抜けていました。

・Fuzzy Bud Hub
 ロープトリックを効果的に使い、動きに奥行きと躍動感を生み出していました。構成の緩急も見事で、観客を惹きつける展開力がありました。チーム全体で観客への意識を共有し、熱量の伝わるパフォーマンスでした。衣装も個性と統一感が両立しており、完成度の高いステージでした。

・第一天空部隊
 いやぁ、、笑。何度見ても作ろうと思って作れる表現ではないところがすごいです。もちろん多くの練習や試行錯誤を重ねてきたと思いますが、彼らの表現力を最大限に感じることができました。
 審査上、最高得点には届きませんでしたが、“心を動かす技術”に完全にやられました。

【上位チームの特徴】
1.観客に伝わる瞬間を作る
 表現は「今、伝わった」と相手が感じる瞬間にしか生きないです。上位のチームはただ動くのではなく、意図のある動きが積み重なり、無意識に説得力を生んでいました。

2.自己理解
 表現力が高い人やチームは、自分自身の感情・癖・考え方を理解しています。自分を理解すればするほど、動きにリアルさや深みが増していきます。特に上位のチームは、個人の理解にとどまらず、チーム全体でお互いの感覚や特徴を理解し合えていると感じます。

3.技術と表現の融合
 表現は感情だけで押し出すものではなく、技術の上に成り立ちます。上位チームは、技術を持つことで感情や動きを正確にコントロールでき、表現として観客に届けていました。

 最後に、20周年という記念すべき年にあのステージに立てたことは、決して忘れられない光景になったと思います。
 様々な思いを今後の糧として、大切にしてもらえたら嬉しいです。みなさんの今後の活躍を応援しています。
 
TMY( Who is Respected / OVT ) 【構成力】
 予選を勝ち上がってきた猛者チームだけあり、オープニングとエンディングへのこだわりが各チームから伝わった。
中盤の必殺技の持っていきどころ・緩急のつけかた・細かいこだわり・次曲の流れ・そして燻る間の作り方の部分で差がつきましたね。あと全体的にもっとシンプルに伝わりやすいパフォーマンスで大丈夫だよ!と感じました!

⚫️一般部門
「NO GUN, JUST ROPE」
非常に見やすく、何を見せたいかも明確でよかった。陣形移動のこだわりもあり綺麗で美しかった。また、使う曲も大会への愛がありましたね笑

⚫️NOVICE
「毘古那」
4人全員がしっかり動いてましたねー!伝えたい見せ所もはっきりしている+曲ともマッチし、しっかり融合できてましたねー。

⚫️ADVANCED
「No Logic」
ミスはしてしまったものの、ラストにかけての上がっていく感じがズバ抜けて良い。てか好き。曲も好き。ジャブ→ストレート→アッパー しっかりあてられた感じだね笑
チームは大会の闘い方を分かってるね。

⚫️OPEN
「Drunk Bat」
このチームもミスをしてしまったが、狙ってることがしっかり伝わってきて流れが良かった。意表を突く動きと見やすさのバランスも丁度よかったなー。是非とも完成版を見てみたいと思った。

上記のチームが高評価でした!!

・インパクトがあと一つあれば、、
・疾走感があるが見せたい部分が薄れた、、、
・オープニングはよく、最後荒い、
・1人が目立ちすぎてる、、
・技の繰り返し(ループ)あと2つ多ければ、、
・異質な空気のチームが途中で空気みだれた、、

など、惜しいチームが沢山ありましね。けれど、全チーム!作った作品は間違ってない。絶対に良いものだと思っている。その作品を少しコーティングすればマイナスがプラスに変わる。

※待機  しゃがむのか・立っているのか・あるいは、前で煽っているのか
※履け方 前転なのか・スライディングなのかあるいは、背中とか使って滑っていくのか
※技   しつこく見せるのか・スマートに見せるのかあるいわ、ダイナミックにいくのか

など、好きなコーティング箇所はそれぞれのチームでまだまだ強くできる。
理想・完璧な作品をイメージしてもそれに達してないスキルだとどうしても見え方が弱いチームになっちゃうね。これしたいから!このメンバーとターナーチェンジしなきゃ!といったチェンジのムーブが作品の中で生まれる瞬間があるが、ただのチェンジで尺埋めで終わるのか、そこを強いチェンジムーブにするのかでも変わってくるかと!

必殺技は「ソロ技」「チーム技」シンプルにみせて良い!そこまでの繋ぎをいかにこだわれるか、どうコーティングするか、どう見せていくのか、意識が大事。
それには細かいスキルが必要だから全ての動きにおいて合わせられるオールラウンダーなプレイヤーがいたら強いね。それがチームにわんさかいたら、、やばいよね笑

沢山引き出しがあったら、構成もグンっと得点アップするんで、みんな参考にしてみてねー。2026年も、もっと最高な作品に出会えるのを楽しみにしてまっす。
 
TATSUYA( Waffle / HEARTS ) 【構成力】
 今大会の構成力を審査を担当させていただきましたTATSUYAです。審査基準は、ルール記載の通りです。

【全体について】
上位チームはどのムーブを1番見せたいのかが、ハッキリわかりやすい演出が多かったです。大技をサラッとやるのではなく、大げさに演出することもとても大事だと思います!
例えるなら、瓦割りの達人は、瓦を割る前にゆっくりと構えますよね?観客に『今から割る』とわからせることで、空気が一瞬で張りつめますよね?その間があるから、一撃の迫力が何倍にも伝わります!ダブルダッチも同じで以下に迫力あるムーブがくるかを演出するかもとても構成では大事です!

【高得点チームについて】
一般部門「Junk Swing」オープニングの演出の中の縄を跳び始めるところの攻め具合が今大会で1番凄かったです。この3秒で一気にこのチームは何かやってくる。と思わされました。デモ中に何人かソロがありますが、人の入れ替わりが多い為、またソロが来た。。と思われない演出が上手かったですね!曲と演技の融合感もピッタリあっていて凄かったです!

NOVICE部門「ストロベリーストロングポンバーズ」1曲目は覇気、2曲目はしっかりDouble Dutchを魅せる、3曲目は自分達のカラー、4曲目は更に強いカラー&ダブルダッチでエンディングまで盛り上げていく。この構成でとても見やすかったです。また、縄を跳んでいないところでも、しっかりインパクトを残せる構成にとても引き込まれました!

ADVANCED部門「BASKU RATCH」オープニングのタカドゥー?の音で一気に心を掴まれました。最初のタカドゥーの音もやりすぎると笑いに変わっちゃうパターンもあるんですが、そのギリギリでリズムが入ってきたので、流石としか言いようが無かったです。
 メリハリの使い方が上手くて、スピードの部分や、ベーシックロープで見せる部分の音との融合は素晴らしかったです。全体的にステージを広く使った構成で素晴らしかったです。ハリーの走りながらの縄への入り方や、最後の速いステップの見せ方もピカイチでした!大人顔負けの演技でした!

 OPEN部門「Fuzzy Bud Hub」終始技間のスムーズさが凄かったです。流れるような縄の動きと人の動きが上手く曲ともリンクしていて圧巻でした!縄の外の人の動きは細部まで作られていて、動くところ、止まるところがしっかり決められていてとても演技が見やすいと思いました。
 曲調も電子音が多めの曲を使っていましたが、その音に負けない数の細かい技の組み合わせが多くて素晴らしかったです!
 最後のエンディングはこの舞台でぶちかます覚悟がないと出来ないエンディングでしたね!あそこまで行ったら普通前にみんな並んでバーンで終わりたいところをあえて、「私達はJAPANで終わらない、NYに行くんで!」って言う余裕が感じられました。

【最後に】
 「珠華」「第一天空部隊」「AutoBahn」「Drunk Bat」も演技構成や、オープニングからエンディングの構成が非常に素晴らしかったです!
 「Drunk Bat」のターナーの女性がヴォーグの肩抜きを音ハメしてそのまま回す技が個人的に1番ビックリしました。シンプルだけど、なかなかこの20年出て来なかった見せ方ですよね!

 20周年という歴史あるJAPAN大会でジャッジをさせていただきとても光栄です!
 NDDLに進むチームの皆さん!日本のダブルダッチのレベルの高さを世界に伝えて来てください!
 
千野 秀行 【オリジナリティ】
 出場された選手の皆様、本当にお疲れ様でした。
 20年にわたる大会の歴史の中で「見せ方」の幅が大きく広がっていることを感じました。
 今回の審査においては、「個性」や「工夫」がチーム全体のコンセプトや表現の中でどれだけ活かされているかを重視しました。単に目立つ技や構成ではなく、そのチームならではの雰囲気や流れを持っているか、そこに一貫したストーリーが感じられるかを見させていただきました。

◾一般部門
[ NO GUNS, JUST ROPE / HAND STAND ]
 キャラクターとコンセプトが明確で、最初から最後まで自分たちの世界観を作り上げていて、動きや表情、音の使い方すべてに統一感があるショーでした。

◾NOVICE部門
[ Touch & Jumps ]  1本の縄という表現の中で、さまざまな工夫を取り入れていた点が印象的でした。自分たちらしさを発揮する姿勢、そして“1本の縄でデライトに挑む”という覚悟に心を動かされました。

[ ストロベリーストロングボンバーズ ]
 登場から退場まで、一貫したキャラクター性を保ちながらステージを作り切っていた点が素晴らしかったです。見る人に強く印象を残すオリジナリティがありました。

◾ADVANCED部門
[ BUSKU RUTCH ]
 オープニングからの流れの中で、音楽へのアプローチが非常に豊かでした。音とジャンプの関係をシンプルにすることで、ダブルダッチそのものの魅力がよりクリアに伝わり、視覚的にもわかりやすいパフォーマンスでした。

◾OPEN部門
[ 第一天空部隊 / BuunDelete / LiL-DOPE / Aslan / Fuzzy Bud Hub / Drunk Bat ]
 どのチームも個性と工夫を凝らし、それぞれの世界観の中で、全力で表現していました。
オリジナリティのあるロープトリックや、身体能力を活かしたスキルなどを取り入れ、見ている人にサプライズを与えていました。
 その中でも、第一天空部隊は「声」や「ファニー」、そして“間”の使い方がとても巧みで、観客を引き込みながら展開していく構成が印象的でした。


 上位チームと下位チームの差は、「アイデアを形にする力」だと思います。面白い発想をチーム全員で共有し、それをどう構成に落とし込み、本番で見せ切るか、という部分で差が生まれているように感じました。

 全体を通して、どのチームにも自分たちにしか出せない色があり、ダブルダッチというカルチャーの多様性と進化を強く感じました。
 それぞれの挑戦に敬意を込めて、心から拍手を送ります。
 
MASA( MUTANTT / M.A.D ) 【オリジナリティ】
 【事実(運用ルール/評価枠組み)】
〈評価の主軸〉
・評価は「見たことがない新規性」×「クオリティ」の積で考える。対象は2本の縄を回すダブルダッチの文脈に限定する。
・新規性は以下の4パターンで観測する(複数該当可)
①刹那:1〜2カウント程度の瞬間的な要素
②ムーブ:1エイト以上のまとまり
③流れ:8エイト以上、作品内の大きなセクション
④概念:パフォーマンス全体を貫くアプローチ/発想

〈採点の運用〉
・各パターンに配点の上限は設定しない。各チームは1点からスタートし、新規性とクオリティが確認できた都度加点する形で進行。
・演技順の影響を避けるため、最後のチームまで相対比較を継続し、途中での後追い修正は行わない(修正ゼロ)。

〈新規性のレベル定義(グラデーション)〉
L1:大会内独自性(この大会の中で他にない)
L2:近年未見(ここ数年で見ていない)
L3:生涯未見(これまで見たことがない)
※上位レベルほど新規性の評価は高くなる。

〈加点・非加点の基準〉
加点する
・新技
・既存技でも組み合わせが新しい。
・技以外でも、ダブルダッチへのアプローチ(構成・道具の扱い・空間の使い方等)が新しい。

加点しない
・クオリティが不足して新規性が伝わらない場合。
・2本縄の文脈が途切れる構成(通していない)で、表現としては成立してもクオリティ低と判断される場合。
※クオリティの判断材:見栄えの整い、作品としての格好の付け方、観客に届く強度 等。

〈高得点を付したチーム〉
一般:NO GUN, JUST ROPE
NOVICE:A.C.Z
ADVANCED:Morning Dews
オープン:BounDelete/Fuzzy Bud Hub

【主観(所感/価値判断と解釈)】
〈チーム別講評〉
・NO GUN, JUST ROPE(一般)
 刹那の局面でオリジナリティを複数箇所で確認。フロアの使い方の組み合わせにも新しさがあった。
・A.C.Z(NOVICE)
 新技というよりアプローチの独自性が顕著。縄を掴む間合いなど、作品の作法に遊び心を感じた。
・Morning Dews(ADVANCED)
 2本縄の中で完結する技の提示が明確で、文脈の一貫性が高かった。
・BounDelete(オープン)
 キャップとダブルダッチの組み合わせが新しく、道具の扱いが作品の発想に接続していた。
・Fuzzy Bud Hub(オープン)
 大会内で独自性があるネタを高いクオリティで実行。新規性がきちんと伝わる精度があった。

〈審査姿勢〉
・最終チームが終わるまで、「これまで見たダブルダッチを超える可能性」を前提に評価。
・途中修正をしないのは、初期の仮説に引きずられず、最後まで伸び代を信じるための方針。

〈参加チームへのメッセージ〉
・満点でないチームもあるはずだが、「なぜ満点ではないか」の答えをそのまま受け取ると80点の再現に留まり、革命は起きにくい。
・ゼロイチは存在しない。新しさは既存の組み合わせから立ち上がる。
・満点を狙う像(理想):①刹那 ②ムーブ ③流れ ④概念、すべての層でオリジナリティを示し、単なる「格好いい」を超えて鳥肌が立つレベルのクオリティで届けてほしい。
 
JUN HARATAKE( IJRU理事 / JJRU理事兼事務局長 ) 【完成度】
 Double Dutch Delight Japan 2025 に出場された選手・指導者の皆様、本当にお疲れ様でした。また、会場まで足を運んでくださった皆様、配信をご覧いただいた皆様、そして選手たちを応援してくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。

 今回は Delight Japan 20周年という記念すべき大会であり、久しぶりにジャッジとして関わらせていただきました。改めて、この大会が「世界最高峰の学生たちによる大会」であることを実感し、多くの感動をいただきました。ありがとうございました。

【審査基準について】
 私が担当した「完成度」の審査項目は、以下の通りです。
 一つのパフォーマンスとしての完成度を審査する。特に「パフォーマンス全体を通した演技の安定感」「複数人で行うダンスや技の統一性」「ミスの有無」などを中心に、全体の熟練度・成熟度を評価し、難易度に応じて採点する。
 また、審査員全員で統一したルールとして、NOVICE部門・ADVANCED部門と、一般部門・OPEN部門とでは評価および採点基準を区別しております。この点を踏まえた上で、以下に講評を記します。

【全体について】
 各地方予選を勝ち上がり、JAPAN本大会まで準備を重ねてこられたと思います。その中で、もう少し“ノーミス”もしくは“1ミス以内”でやり切るチームが増えると、大会全体の完成度や盛り上がりがさらに高まり、ダブルダッチファンもより一層増えるのではないかと感じました。

【高得点チームについて】
一般部門:Junk Swing
NOVICE部門:ストロベリーストロングボンバーズ, A.C.Z
ADVANCED部門:BASKU RATCH
OPEN部門:珠華, 第一天空部隊, Fuzzy Bud Hub
 今大会でノーミスだったのは、A.C.Z, 珠華, Fuzzy Bud Hub の3チームでした。どのチームも素晴らしい完成度でした。
 その中でも、今回私が最高得点を付けさせていただいたのは BASKU RATCH でした。ミスはありましたが、全体の熟練度・成熟度は今大会で最も高かったと感じました。リスクの高いスピードやステップを多く取り入れ、ターナーもジャンパーも自信に満ちた演技で、相当な練習量があったことが容易に想像できました。
 パフォーマンス全体の「緩急」や「スピード感」が非常に心地よく、観ていて最も引き込まれる演技でした。

 一方で、上位に届かなかったチームは、やはりミスの目立ちやすさと、ミス後に次の動作へ移るまでの間が長かった点が影響していたと感じます。

【今後のリクエストについて】
 この20年間で、各チームのミスのリカバリー能力が格段に向上し、「ミスが目立たない演技」が増えてきたことを強く感じます。今後も「ノーミスのパフォーマンス」を目指しつつ、一般のお客さんにミスを感じさせない工夫をさらに追求していってほしいと思います。
 特にスピードステップや3倍・4倍スピードはミスが起こりやすく、一度リズムが崩れると連続してミスしやすい部分です。
 チーム全体でリカバリーの動きやテンポを共有し、素早く立て直す意識を持てれば、競技としてもエンターテインメントとしてもさらに高いレベルへ到達できると確信しています。

【最後に】
 NYツアー出場権を獲得した3チームの皆さんには、これから一生の思い出となる貴重な体験が待っています。体調やケガに十分注意しながら、引き続きパフォーマンスの質を磨き上げてください。
 改めて、これまで20年間の全ての出場者・関係者の皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます。
 素晴らしい大会をありがとうございました。
RYO-TA( SAMURAI DRIVE / Mythology ) 【完成度】
 JAPAN出場者の皆さんお疲れ様でした。今回は「完成度」を審査させていただきました。
 各部門で最高得点をつけさせていただいたチームは

一般部門 【Junk Swing】
NOVICE部門 【A.C.Z】
ADVANCED部門 【BASKU RATCH】
OPEN部門 【Fuzzy Bud Hub】
です。

特に印象に残っているチームはBASKU RATCHです。
 縄スキルやステージング、個人のどれをとってもパフォーマンスとしての完成度がかなり高かったように感じます。
今大会でノーミスのチームが少なく、正直点数が高いチームは多くありません。
最近のパフォーマンスはパフォーマンスの流れというよりは、4エイト固まりの技の見せ合いという印象が見受けられます。
それが原因かはわかりませんが、基礎ロープの技術力がついていない状態での難度の高い技ばかりを入れているように感じます。
その結果ミスが目立っているのかなあと思います。

 私個人としてですが、「完成度」という項目は最も重要視しなければいけない項目だと考えています。
 ミスがないパフォーマンス=良かった、ではありません。
 ミスが無く、パフォーマンスを終えれたとしても縄の精度が低く縄がたるんだ状態で進行している、ジャンプスキルやアクロバットの洗練具合が低い、このような状態であればノーミスパフォーマンスでも点数は伸びません。

 パフォーマンスの完成度は縄スキル、ジャンプスキル、ステージでの立ち振る舞い、精神状態、チームとしての完成度が直結するかと思います。
ノーミスパフォーマンスが“当たり前”の状態でどこまで洗練できるかをこだわってください。
 ダブルダッチパフォーマンスではチーム競技として考えていますが、個人的にいつもこだわっているのが、自分自身ができることのすべてをやり切れている状態で挑めているのか?を考えています。
1カウントすべてのことを共有できているのかも大事かと思います。縄を持っているとき、ジャンパー時、その他の時も自分自身の完成度にとにかくこだわっております。

 完成度に一番にこだわれない場合は他項目も点数が上がらないと思います。各項目の完成度の高い技術力などで考えるとわかりやすいかと思います。各項目を先頭につけて、互換性を確認してください。例:完成度の高い、技術力 など

 DELIGHTも20周年を迎えましたがまだまだシーンが盛り上がると思います!
 これからも最高のダブルダッチシーンを一緒に築き上げましょう。
 2025年10月01日(水)18:00 ~ 10月 16日(木)18:00まで
A指定席 ¥5,500 一般指定席 ¥5,000
A指定席 ¥5,000 一般指定席 ¥4,500
ZAIKO LIVE配信について
2025年10月13日(月)12:00 ~ 10月 18 日(土)19:00まで
敗者復活観戦チケット 3,000
敗者復活 & 本戦 観戦チケット 5,000

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

カルッツかわさき

〒210-0011 神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-4

アクセス






⚫︎REG☆STYLE
2017年・2018年・2019年には世界大会3連覇という偉業を果たした業界を代表するプロダブルダッチチーム。
実力はもちろん、"Regale=おもてなし"をコンセプトにしたCool&Funnyなパフォーマンスは皆様を魅了する。

⚫︎FLY DIGGERZ
2020年10月の『Double Dutch Delight Japan 2020』にてプロチームデビューし、2021年・2022年には『DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD』 にて世界大会2連覇を果たす。
"FLY"誰よりも跳び、"DIGGER"誰よりも探求し続け、一緒にダブルダッチを楽しめる空間を作り出すことをモットーに活動を広げる。


YuI QUEEN B( ELLE )
・2017年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL [MIXED] 準優勝
・2017年 Double Dutch Delight JAPAN GUEST SHOWCASE出演
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 準優勝
・2022年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL [WOMEN'S SECTION] 優勝 (初代女王)
・2016-2022年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL -FINALIST-
TO-MA( FLY DIGGERZ / FORTH )
・2017年 Double Dutch Delight JAPAN 優勝
・2017年 National Double Dutch League Holiday Classic 準優勝
・2019年 World Jump Rope Championship 全カテゴリー男子 総合優勝
・2021/2022年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝
・2025年 IJRU WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS
 Double Dutch Speed Sprint /Double Dutch Pair Freestyle 優勝
STR( NEWTRAD )
・2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN / WORLD 優勝
・DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 2016-2024 FINALIST
・Cirque du Soleil【 JOYÀ 】出演
・2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2024 第三位
Lisa( 9.Balls / GOOD BAITE )
・2018年:Double Dutch Delight Japan – 5th Place
・2019年:Double Dutch Delight Japan – 5th Place
・2020年:DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN – 3rd Place
・2022年:DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN – 5th Place
・2022年:DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL – Finalist
TMY( Who is Respected )
・2007年 NDDL「Holiday Classic」3位
・2008年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2012年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 優勝
・DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2015-2016 優勝
・2024年 Out Hedge 優勝
TATSUYA( Waffle )
・2008年/2010年(オープン)、2016年(一般) Double Dutch Delight Japan 優勝
・2010年 NDDLHoliday Classic 2010 優勝
・2011年/2012年/2015年 Double Dutch Delight GUEST SHOW
・2022年 America's Got Talent 出場
・2012年/2014年/2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝
千野 秀行
・2002年、2003年 NDDLHoliday Classic 2連覇
・一般財団法人日本ジャンプロープ連合 顧問
・OVER THUMPZ 代表取締役
MASA( MUTANTT / M.A.D )
・2013/2014/2015年 Double Dutch Delight JAPAN 優勝
・2012年 National Double Dutch League Holiday Classic 3位
・2013年 National Double Dutch League Holiday Classic 準優勝
・2012/2018年 THE GOLD - King of Double Dutch - 優勝
・2015/2016年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 準優勝
JUN HARATAKE( IJRU理事 / JJRU理事兼事務局長 )
・1999年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・2004年 NDDL「Holiday Classic」優勝
・DOUBLE DUTCH CONTEST vol,1 優勝
・DDDJ / DDCW / IJRU / NDDL 審査員
RYO-TA( SAMURAI DRIVE )
・2014年 NDDL Holiday Classic 2014 優勝
・2014年 Double Dutch Delight Japan OPEN部門 優勝
・2015/2018年 Double Dutch Delight Japan 一般部門 優勝
・2023年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 準優勝
・2023年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 優勝
・2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 準優勝
MC KENSAKU

DANCE界の枠を越え、STREETの様々なイベント、TV・CMはもちろんのこと、DANCE CONTESTの世界大会やBreakin'の国際大会でのMCやラジオDJを務めるなど多方面で活躍。 オリンピック正式種目となった“ブレイキン”のワールドカップとも言われるBATTLE OF THE YEAR WORLD FINALが2022年冬アジア圏 沖縄にて初開催!そこでアジア人で初のMCを務め会場は勿論のこと配信も含めて全世界を沸かせた!
更に毎年NHKで全国放送されている【全日本ブレイキン選手権】や、2023年TBSで放送されたWDSF Breaking for Gold in北九州の世界大会、パリ五輪2024期間中に実施されたブレイキンパブリックビューイングでもMCを務める。
DOUBLE DUTCH DELIGHT JAPAN開催当初からMCを務め、20年間DDDelightと共にこの大会を築いてきてくれた大功労者!関西人特有の突っ込みやハイテンションだけではなく、出演者の気持ちを理解し愛のある言葉が多くの支持を獲得。 ダブルダッチ界でも絶対に欠かせない存在として、縦横無尽にしゃべくり倒してイベントを最大限に盛り上げる名MC。
YUI

世界大会3連覇を果たしたプロダブルダッチチーム"REG☆STYLE" の紅一点!!。
“イケメン女子”としてジェンダー問わず支持を集める他、様々なメディアにも出演しジャンルの壁を越え活躍の幅を広げ続けている。
自身もDouble Dutch Delight へ出場し、関西勢初のJapan大会優勝に輝くなどDDDelightへ数々の功績をもたらしている。
20周年を盛り上げるべく、"Regale=おもてなし"を胸に皆さんに最高のマイクパフォーマンスをお届け!!

REG☆STYLE / NEWTRAD / FLY DIGGERZ / Millennium Collection
日本を代表するプロダブルダッチ4チームによるドリームパフォーマンス!
Ⅻ After Ours
異なるステージのトップで活躍してきたBboy,Bgirlで結成。
結成後すぐにFreestyle Session Japan,Old School Nightと日本トップクラスのイベントを制覇し話題をさらった。
その後世界三大大会の一つFreestyle session world finalにて見事優勝。

Breakingのさらなる可能性を切り開く新世代CREW!