展示室コード : JG3384689

OPEN部門 1位
『烽羽華』
OPEN部門 2位
『PomElo』
OPEN部門 3位
『KNOW-SHICKZAL』
OPEN部門 4位
『Millennium Collection』
OPEN部門 5位
『Bølge』
敗者復活
OPEN部門 6位『ゲンダイ』
OPEN部門 7位『Make-Up』
OPEN部門 8位『黄金パンダ艦隊』
一般部門 1位
『珈琲高気分』
BEST ROOKIES
『燦華』
DD.K-ta 【技術力】
技術力の総評では、「下位層に多く見られた点」、「中位層と上位層の大きな違い」について説明させていただきます。
まず、「下位層に多く見られた点」について。今大会を通して1番気になった事でもあり、『基礎力不足によるミス』をするチームが非常に多かった事です。ミスをしてしまうと技術力の評価が難しくなります。
【ロープ】、【ロープに対してのジャンプ】、【ダンス】、【アクロバット】、【パフォーマーとして】ミスをしているチームはこれらの基礎がしっかり固まってないのにも関わらず、身の丈に合ってない難易度の高い技をパフォーマンスに組み込んでいる事がほとんどです。付け加えると、偶然成功した技や今大会のパフォーマンス練習のみによる慣れによって成功した技も、ミスをしてなくても基礎力が高いとは言えませんのでミスほどではありませんが高得点は得られにくいです。
逆に、上記の基礎項目がしっかり固まっていれば(緊張や疲労など他要因による)ミスをしたとしても多少は評価されますし、高得点も獲得しやすいです。
点数で言うと大体10点を越えているチームはミスに関わらず技の安定感があり基礎力があると判断致しました。基礎は全ての土台であり、全ての審査項目に直結します。上位を狙うチームはまずは基礎を固めましょう。

 続いて、「上位層と中位層の違いについて」です。上位層と中位層の大きな違いは難易度の高い技の組み込み方です。高得点を得られているチームは以下の内容が組み合わさった技をパフォーマンス内に組み込んでいます。
①難易度の高いジャンプスキル+ミスを想像させない安定感あるロープ
 印象の強かったチーム - 『PomElo』『Millennium Collection』『Make-Up』『珈琲高気分』『MysticTopaz』『XENO』
②ミスを想像させない安定感あるジャンプ+難易度の高いロープスキル
 印象の強かったチーム - 『Bølge』『ZIEEG』
③ミスを想像させない安定感あるジャンプ+ミスを想像させない安定感あるロープ
 印象の強かったチーム - 『烽羽華』『KNOW-SHICKZAL』『ゲンダイ』

 中位層に多く見られた、難易度の高い技をギリギリ成功させるのではなく、誰から見ても危なげなく成功させたチームに高得点をつけさせていただきました。高得点を狙うチームは、基礎力を高めるのは勿論、技への理解度と熟練度を高めると良い評価を得られやすくなります。

 繰り返しになりますが、基礎は全ての土台です。全ての基礎があればあとは応用させるだけです。難易度の高い技に初めて挑戦した時、直ぐに理解できるし直ぐにモノにできるでしょう。そして何度も何度も応用させ、他チームの技と差をつければ自然と勝ち上がりやすくなるでしょう。
 最後になりますが、観客の皆様、運営と会場スタッフの皆様、ジャッジの皆様、そして選手の皆様、本当にお疲れ様でした。ようやく感染症をあまり気にせずに行われたDouble Dutch Delight。遠慮のない、勝ち上がってやるという各チーム、各サークルの全力の気持ちが大いに伝わりました。そんな今大会を審査させていただいた事は自分にとって大変光栄です。ありがとうございました。
 
AYUKA 【表現力】
 EAST大会にお集まりいただいた選手、スタッフ、観客の皆様、お疲れ様でした!表現力を審査しましたAYUKAです。
審査基準はホームページに記載されてある通りになります。

 イメージの共有が出来ていないチームが多い印象でした。「ここの動きはゆっくり」「表情はこう」などチーム全体でルールを作ることで一体感が生まれます。またすぐに改善出来るのが「目線・手や体の角度・静と動」人数にもよりますが、ここが揃うとより良くなると思います。指先まで神経張り巡らしてください!
確認するには遠いところから動画を撮ったり、一歩引いた意識で動画を見たりして練習してみてください。良い気付きがあるかもしれないです!そして、DELIGHTは魅せる大会です。緊張すると思いますが舞台に立つという意識をしっかりと持って、臨んで頂きたいです。

【一般部門】
 「洗練されているか」が重要となりました。練習量が足りていなかったりするとミスが増え、余裕感がなく、点数が伸びなかったと思います。
高得点を付けたのは「珈琲高気分」です。
キャラクターが全員個性的で、それを引き立たせる外の動き、ステージの使い方に工夫があり点数に繋がりました。最後の最後まで楽しませてくれる所、素晴らしかったです!
【OPEN部門】
 最高得点は「烽羽華」です。
照明がぱっと付いた瞬間の立ち姿から気合いを感じました。工夫されたムーブ、一糸乱れぬ全員の動き、そして表情は観ている人の心を掴んでいたと思います!また見たくなるパフォーマンスでした!JAPAN大会も楽しみにしています!

【全体を通して】
1.衣装(ヘアメイク)について
曲やテーマに合っているか、パフォーマンスが引き立つか今一度確認してみてください。上位のチームはそれぞれ色があり良かったです!特にコンセプトがあるチームはどんな衣装(ヘアメイク)にしたら世界観を表現できるか考えてみてください!やりきる、なりきることが重要です!

【最後に】
 年々進化するダブルダッチ。その中心にいる大学生の活躍とても楽しみにしています!今回悔しい思いをしたとしても今後の糧になると思いますので、楽しんで挑戦して頂きたいなと思います!
 
TASUKU 【構成力】
 大会出場者の皆様、運営STAFFの皆様お疲れさまでした!
今年は歓声ありの大会で、ダブルダッチというスポーツの一体感をより強く感じることができました。また仲間の声援も然り、観客の反応も露骨に確認することができ、構成が作り上げられているチームと、そうでないチームがより一層わかりやすい大会に感じました。

■上位チームとそうでないチームの違い
 本大会は構成力に関して、上位チームか、それ以外か、の明確な差が大きい大会となりました。
昨年と同様の内容にはなりますが、
-------------------------------
構成力は
『自分たちの強み』を
『どの順番/配置』で、
『どういった演出』で、
見ている人たちに訴えかけるか?
-------------------------------
を考えているチームが非常に強いです。

 上記を考えていないチームは、大会で上位を狙うことが非常に難しくなります。
また近年、スキルが上昇している状況下で、技を横並びにしただけでは、観ている人を置き去りにしてしまうようなケースも多分に増えているように感じます。結果的に、より緻密な構成の組み方が求められてきます。

■本大会で入賞したチームの傾向
 上位に入賞したチームは『一人一人を個人のスタイルに合わせて、最適な場面・カウント数で魅せきれている』印象でした。技を技で終わらせずに自分たちができうる最大限の魅せ方にこだわり、それを単発で終わらせないで、技の強弱を加味した気持ち良いテンポで畳みかけることができていました。
上記が徹底されることで、より際立つタイミングで個人の魅せ場を用意できているチームが、今回入賞したチーム全てに共通する点でした。

 最高得点を付けたのは「烽羽華」、次点で「PomElo」でした。
両チームとも、個々の活かし方に徹底的なこだわりを持ったうえで、技の魅せ方と構成をうまく調和できていました。一つ一つの振りや動きに余白なく遊びを込めて自分達を魅せきった「烽羽華」、美しい世界観を損なうことなく目新しい魅せ方を取り入れた「PomElo」。この2チームは会場全体の巻き込みもさながら、これでもか!というまでの強烈な技や印象に残る振付の数々に、見ていて非常に心が躍る圧巻のパフォーマンスでした。

■大会で上位を目指すために
 上位を目指したいチームは今回入賞したチームをはじめ、過去に入賞しているチームもしっかり分析することが必要だと思います。なぜその技の配置なのか?観ている人の感情のボルテージをどうコントロールしているのか?そこから見えてきたパターンを参考に、「自分達ならどう実現するか」「自分達らしさを活かしたままで、強豪と戦うためにはどうするか」を考えること。その活動に本気で向き合い続けて欲しいなと思います。

 入賞したチームのJAPANでの活躍を心より楽しみにしています!
 
TO-MA 【オリジナル】
 今大会でオリジナリティを審査させていただきましたTO-MAです。審査基準はルールに記載されている通りです。
【高得点チームについて】
 一般部門では「珈琲高気分」に16点、OPEN部門では「Millennium Collection」「PomElo」の2チームに18点の最高得点を付けました。

・「珈琲高気分」
 その名の通り常にテンションが高く、見ていて楽しいパフォーマンスでした。が、見ている人以上に彼らがステージを楽しんでいましたね!このチームは他のチームが使わないような音源を使っており、音ハメやロープ外のメンバーの使い方が独特で、非常に印象的でした!
・「Millennium Collection」
 このチームは、照明がついた瞬間に覇気を感じました。要所要所に高いスキルが散りばめられた力強いパフォーマンスでした。中でもスピードはかなりインパクトがあり、今大会の技の中で僕は1番好きでした!誰かが考えつきそうだけど誰もやらなかった、そんなムーブだったと思います!
・「PomElo」
 一貫性のある、流れるようなパフォーマンスでした。それでいて緩急がハッキリしていてとても惹きつけられた印象です。ステージを大きく使い、チーム全体で魅せる!といった気持ちを強く感じました。3人でロープに入ってからシフトまでの流れが気持ちよかったです!

【全体を通して】
 今大会においてオリジナリティの得点は、上位のチームと下位のチームで大きく差が出ました。
昨年の大会後、オリジナリティで高得点を取るには印象に残るパフォーマンスをすることが重要です。とお伝えしましたが、それをしっかりと形にできているかどうかが結果につながったと思います。
今回は衣装が印象的なチームが多かったと感じました。ステージが明転した時に一瞬で目を引くものや、パフォーマンスのコンセプトに合わせたものなど、よく考えられていたと思います。
また新しい魅せ方や技が増えてきており、見たことのないロープトリックや、独自のアクロバットなどを2,3組み込んでいるチームはプラスで得点をつけました。
技を考えるのが苦手という人でも、今ある技の視点を変えることで新しい技が生まれることもあるので、固定概念に捉われず挑戦してみてください!

【おわりに】
 選手の皆さんお疲れ様でした!結果が良くても悪くても、大会後はチームと自分を見つめ直すいいタイミングです。
大会は勝ち負け以上に得られるものがたくさんあるので、今後のためにぜひそれをチームで共有してみてください。

ありがとうございました!
 
haruka 【完成度】
【はじめに】
 今大会で完成度を審査させていただきましたharukaです。本総評は大会HPに記載のある審査基準に準じて作成いたしました。
【全体を通しての印象 / 上位チームと下位チームとの差について】
 高い技術を必要とする技を実施した場面でのロープおよび動作の精緻性
「跳ぶ」「回す」の難易度を上げると,少なからずミスのリスクを伴うことになります。ミス数と完成度の得点は深く関係しており,高得点を獲得するにはミスなく演技を魅せきることが重要な鍵でした。しかしながら技術レベルの向上は年々加速し,本大会においても“ミス数は限りなくゼロに近い”という条件のもと,演技完成度を評価する場面は多くありました。この事実は,完成度項目において,本大会が非常にレベルの高い大会であったことを意味していると思います。
そんな中,完成度の得点に明確に差が生じたのが“難易度の高い技を実施している場面”でした。選手個人の能力のみに依存しない複合技の安定性,統一性,精緻性は幾度となく重ねたチーム練習によって培われたものなのかもしれません。高難度の連続場面における良質なアクロバット,ロープの安定性,乱れの無い動作など妥協の無い精緻化された演技を高く評価致しました。
「高難易度の技に挑戦すること」に留まらず,その先にある円熟した演技を魅せきれたチームが高得点獲得につながりました。

【高得点獲得チーム】
 珈琲高気分:明確なモチーフやテーマに沿っているのであろう“卓越した統一性”を高く評価しました。また,ミスの少ない演技であったからこそ体現できた細部にこだわった演出と世界観は圧巻でした。

 Millennium Collection :衣装や動作の統一性。終始一貫として良質であったアクロバット。バリエーションに富んだリリース場面では,ロープが手から離れたその瞬間から描かれる縄の軌跡が非常に美しく,技が連続された場面においても安定性は保たれていました。

 烽羽華・PomElo・KNOW-SHICKZAL・ゲンダイ:圧倒的に少なかったミスの数。人とロープによって創り出される3次元空間が緻密に構成されており,ムーブ1つ1つが熟達していた点を高く評価しました。

 Bølge・Make-Up:3倍速以上の早いロープと複雑なロープトリック/ユニークな動きの融合を実現させ,最後の1カウントまで美しい形でロープを抜ききれた点について技の円熟性を感じました。難易度にかかわらず一貫してブレない安定性が抜きん出ており,高得点獲得につながりました。

【おわりに】
 最後になりましたが,様々な境遇で学業や生活/家庭と練習を両立され,一生懸命に準備をされてきた選手の皆様に敬意を表するとともに,本総評が今後の参考になれば幸いです。素敵な演技をありがとうございました。


   



 
【 会場内観覧チケット販売期間 】 2023年08月03日(木)12:00 ~ 08月 28日(月)15:00まで
【 Live配信チケット販売期間 】 2023年08月03日(木)12:00 ~ 09月 01日(金)23:59まで
当日券をお求めの場合もLivePocketのアカウントが必要となりますので、予めご準備いただくようお願い申し上げます。
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥3,000
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
LIVE配信 一律 ¥2,000

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

江戸川区総合文化センター

〒132-0021 東京都江戸川区中央4丁目14−1

アクセス
TO-MA ( FLY DIGGERZ )

・2017年 Double Dutch Delight Japan 2017 優勝
・2017年 American Double Dutch League 国際大会 2017 優勝
・2017年 NDDL「Holiday Classic」準優勝
・2019年 World Jump Rope Championships 2019 全カテゴリー男子 総合優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 優勝
TASUKU( fish or beef, or me )

・2017年 Double Dutch Delight East 2017 準優勝
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 一般部門 優勝
・2021年 THE GOLD - king of double dutch - バトル部門優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021 準優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 第3位
haruka ( Old pal )

・2011年 NDDL「Holiday Classic」出場
・2018年 Double Dutch Delight Japan 2018 出場
・2018年 World Jump Rope 2018 - DDCW in Florida男女混合部門 準優勝
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 優勝
・2021年 IJRU Virtual World Championships 2021 Double Dutch Single Freestyle Female 16+ (allow younger) 優勝
AYUKA ( FLY DIGGERZ )

・2018年 Double Dutch Delight East 2018 一般部門 優勝
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 準優勝
・2020年 Double Dutch Delight Japan 2020 GUEST SHOWCASE 出演
・2021,2022年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 優勝
・2021,2022年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINALIST
DD.K-ta ( BeeWorker / Dye you in my hue )

・2013年, 2014年, 2016年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2013,2014,2016出場
・2019年 Double Dutch Delight East 2019 優勝
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 5位
・2021年-2023年 DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL - TURNER
KSY( FLY DIGGERZ )

新進気鋭のルーキープロチーム"FLY DIGGERZ"のリーダーを務め、新しい風を吹かせるチームを牽引!!
DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 "優勝"という実績を持つ傍ら、スクール講師やメディア出演など幅広く活躍。 DELIGHTあるところにKSYあり夏の風物詩がステージでマイクを握る。
持ち前のパッションと笑顔で会場のボルテージを最高潮に高める!