NOVICE部門 1位
『A.C.Z』
NOVICE部門 2位
『now』
NOVICE部門 3位
『ヤンターズ』
ADVANCED部門 1位
『Morning Dews』
ADVANCED部門 2位
『No Logic』
ADVANCED部門 3位
『U.R JIGGY』
unno 【技術力】
 まずは出場された選手の皆さま本当にお疲れさまでした。

⬛技術力について
技術力は全ての基盤です。基礎の研鑽により余裕感【表現力】が生まれ、技術の積み重ねや組み合わせが新しい技【オリジナリティ】となり、それを活かすためにチーム特有の魅せ方【構成】がなされ、本番で起きる縄・跳のズレをカバーする力【完成度】にもつながります。
OPEN・一般部門に引けを取らない技術力を持つチームも現れており、少し差のつく項目になったと思います。以下に目安となる点数を挙げていますが、あくまで参考としてご覧ください。

⬛点数が一桁のチーム
縄・跳のどちらか、あるいは両方に安定感がなく、基礎力不足を感じました。特定のメンバーだけが安定していても、技術力として評価を得ることは難しいです。チーム全員でバランス良く技術を習得してください。

⬛点数が二桁のチーム
基礎力はあり、次は応用力、つまり強みをどう活かし、流れの中で高いレベルの技を見せ切れるかが重要になります。縄か跳のどちらかに応用力が偏っているチームにはミスが見られました。両方を一定以上の水準に引き上げることが、強みを活かしきることへつながります。

⬛高得点のチーム
自分たちの強みを軸に、スキルを織り交ぜつつも流れを切らさず、洗練されたパフォーマンスを魅せてくれました。縄を跳ぶアクロバットが群を抜き洗練されていた「Morning Dews」。縄と跳の総合力が圧倒的な「No Logic」、そして「A.C.Z」に高得点をつけました。

⬛最後に
タイミングが多少ずれても通せる縄・跳の技術力があれば、本番での心の乱れをカバーできます。ミスに繋がらない幅を広げるためにこそ、技術力を磨いてください。
また、総合力をあげてほしいと感じました。例えばアクロバットのみが上手でも技術力で高得点は狙えません。スピード、ステップ、縄技など自らの新しい強みを見つけるためにも、苦手な分野を始め様々な技にも挑戦してください。必ずしもデモに取り入れる必要はありませんが、総合的に入っているチームは点数が上がりやすいです。
点数とは無関係ですが、例年に比べ今年は他団体にも声援や拍手が送られており、業界全体のまとまりを感じました!会場にいる人は誰一人として敵ではありません。観客を味方につけ、ステージを楽しむ気持ちを強く持って臨んでください!必ず会場は応えてくれます。

今年悔しい思いをしたどのチームにも、来年は名前を呼ばれる可能性があると感じました。一年は人を大きく変えるのに十分すぎる期間です。技術力を基盤に、皆さんの個性とチームの強みがより一層輝くことを期待しています!そして、いつも支えてくれる全ての方々への感謝を忘れず、これからもダブルダッチと向き合ってください。

出場された選手の皆様の今後の参考になれば幸いです。
 
ASUKI 【表現力】
 今回、表現力のジャッジを務めさせていただきました。
素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた出場者の皆さん、そして大会を支えてくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

私は特にコンセプトや楽曲、衣装が振りや構成とどう結びついているかを大切に見ていました。

高得点をつけたチーム
NOVICE部門
・「A.C.Z」
3人という少人数でありながらステージの使い方がとても上手く、全体の動きに統一感がありました。何を表現したいのかが明確で、非常に見やすいパフォーマンスでした。

ADVANCED部門
・「U.R JIGGY」
大人顔負けの表情管理が非常に印象的でした。パフォーマンス全体を通して視線の使い方に工夫があり、観客を自然と引き込んでいました。楽曲と合ったロープトリックが素晴らしかったです。

今回の上位チームとの差を比べるとアピールの仕方に“やらされている”ように見える部分があり、自分たちの気持ちが十分に前に出し切れていなかった印象です。また、楽曲・パフォーマンス・衣装の統一感がもう少し揃えば、表現したい世界観がより明確になったと思います。逆に言えば、方向性をきちんと全員で把握して、楽しみながら表現できれば、一気に力を伸ばせるチームが沢山居たと思います。

最後に、表現力は簡単に身につくものではなく挑戦を重ねる中で確実に磨かれていくものです。今回のステージでの経験を糧に、次の挑戦でさらに力強い表現を見せてくれることを心から期待しています。
 
Yosh a.k.a. YOSHIHIRO 【構成力】
 出場された選手の皆さん、コーチ保護者の皆様お疲れ様でした!!

【全体を通して】
今回は良い意味でも悪い意味でも接戦だったなという印象が強いです。ずば抜けて良いチームがいなく平均して良いなと思うチームが多く審査するのに結構悩みました。これはある意味チャンスで他のチームにはできない技や魅せ方を追求すればこの平均して良いチームの中で頭ひとつ抜けることができたのではないでしょうか?
また、構成の部分では次の動きや技が安易に想像できるチームが多かったです。Northの総評でも記載したのですが、パフォーマンスにおいて最初から最後まで意味のない動きはないと思っています。そこに意味をしっかりと考えて組み込むチームはパフォーマンスの中でも次はどんな技や動きが来るのか想像がつかず引き込まれる印象が強かったです。

【NOVICE部門】
上位のチームと下位のチームの大きな違いとしてはメンバー全員が3分間のパフォーマンスのコンセプトやこの技を入れる意図を理解しているかという点です。審査員席から見ているととんでない人の動きなどが統一されていなかったり表情がバラバラだったりするのが非常によく見えてしまいました。
これを解消するためには最低限でこのパフォーマンスはどんなパフォーマンスでどこが最大の見せ場なのかを選手自身がしっかり理解をすることが重要だと思います。
もちろんコーチがそこを伝えるのも良いですがやはりステージに立つのは選手なので一人一人が自分たちで解釈し理解することが大切だと思います。

高得点をつけたチーム
◾A.C.Z/BROADPEAK
どちらのチームもオープニングから審査員や観客を意識した目線た立ち振る舞いをしており冒頭5秒で彼らのパフォーマンスに引き込まれました。また、技の入れるタイミングや入れ方にもこだわりを感じ、そういった部分が高得点をつけました。

【ADVANCED部門】
高得点が出なくても良いパフォーマンスをしているチームが多かったです。ただし、デライトは大会のなので優劣がどうしてもついてしまいます。その中で構成においても他のチームにはできないアプローチをしていくチームが上位に食い込んできた印象でした。
私たちにしか見せられないことをもっと突き詰めることで今のパフォーマンスもより高得点が狙えると思います。

◾Morning Dews/No Logic/Rosy☆Lily
この3チームは優劣がつけ難くステージング、音楽と動きのリンク、技の入れどころと入れ方全てにおいて高水準なだけでなくそのチームだから見せれる技や動きが随所に詰め込まれていた点も高得点に繋がったと思います。

最後になりますが、年々レベルが上がるNEXT HEROESの中で勝ち上がるためには、やはり選手自身の意識改革が必要だと思います。
「ショーを作ってもらう」ではなく「ショーを作る」。「やる」ではなく「やってやる」。「見せる」ではなく「魅せる」。といったように自発的な気持ちがないと今後この大会で勝つことはかなり厳しくなると思います。
言葉で言うのは簡単ですが行動に移すのは難しいと思います。ぜひコーチや保護者の皆様が選手の自発性を促せるようサポートしてあげてください。

お疲れ様でした!!
 
クボユウト 【オリジナリティ】
 それぞれの団体、先生方、コーチの貫き通す信念を感じました。わかりやすいくらいスタイルが分かれていて見てて気持ちよかったです。Next Heroes Northの総評でも述べましたが、オリジナリティを生むためには選手自身の自我の目覚めが必要です。
こうなりたい。これやってみたい。その片鱗を感じたら先生方は良い方向に促してあげてください。

NOVICE部門では、Nagareyama Jump Rope Clubの「BROADPEAK」に最高得点の13点をつけました。BROADPEAKは思い切った自由なネタと組み技の数々、キャラクター設定がしっかり見えたナイスパフォーマンスでした。サーカスのパフォーマンス見てる気分でした。赤リーゼント!!

ADVANCED部門では、「No Logic」「U.R JIGGY」に16点をつけさせて頂きました。
「No Logic」はスキルを活かしたNEWトリックと経験値から出る覇気に圧倒されました。ステップカッコよかったです。ステップの選曲もナイス。気持ちよかったー!
「U.R JIGGY」は個人的に毎年言っているのですがまさに「3人のMAYUさん」キレのあるダンスと見やすいロープトリック。惜しくもJAPANの出場を逃してしまいましたが、魅力に溢れたナイスパフォーマンスでした。

一個気になったのがお客さんの反応の悪さ。お父さんお母さん。お子さん以外の選手達にもぜひ反応して頂きたい。舞台で盛り上げるために手拍子していたら手拍子してあげてください。みんなで暖かい会場づくりしましょう。
些細なことですがもう一つ。パフォーマンス始まってからの移動はお控えください。観客としてのマナーです。

選手のみなさん。
ダブルダッチをできることは当たり前のことではありません。衣装、レッスン代、施設代、交通費、送り迎え、ご飯。全てお父さんお母さんが支えてくれているからこそダブルダッチをすることができます。サポートしてもらえることが当たり前ではありません。小っ恥ずかしいかもしれませんが、お父さんお母さんに感謝の言葉を伝えて欲しい。もちろん、感謝してダブルダッチしていると思いますが、「ありがとう」と言葉にすることに意味があると思います。
お父さんお母さん泣いちゃうんじゃない?笑もちろん先生、コーチにも伝えるんだぞ!

先生方、コーチの方々。お疲れ様でした。

最後にJUDGEとして期待してることがあります。レグレンジャーみたいなチームが現れて欲しい。ダブルダッチ上級者の指導者達が作ったら絶対におもしろい。オリジナリティ相当高いだろうなー!エンタメダブルダッチの練習でガチギレする◯◯先生とか想像するとすごいおもろい。笑 楽しみです!
 
HIKARU 【完成度】
 出場された選手のみなさんお疲れ様でした!

 プレイヤーのみなさんからたくさんの刺激を受けました。
その中で高得点をつけたチームは、NOVICE部門では『A.C.Z』、
ADVANCED部門では『Morning Dews』と『Rosy☆Lily』です。

【A.C.Zについて】
 今大会で最もミスをする気配を感じなかったチームです。
さらに、完成度が高くないと成立しない演出が含まれていたことに加え、ステップの統一感や仕草など、魅せたいことの一貫性がしっかりと伝わってきました。
 一方で、振りの合わせにおける細かな部分(姿勢の高さや手足の角度など)はさらにブラッシュアップできる余地があり、そこが改善されれば完成度としてより高い得点をつけられたと思います。

【Morning Dewsについて】
 技の完成度の高さ、そしてそれを通すターニング力の高さが際立っており、その点で高得点をつけました。
唯一あったミスはデモ全体を通しての安定感とは裏腹に勿体無さを感じたため、大きなミスと判断しました。とはいえ、それ以外の安定感が今回の得点につながった要因です。
 今後さらに完成度を高めていくためには、そのパートをどう魅せたいかを明確にし、さらにその魅せ方を実現するためにどのように表現すべきかを深掘りしていくことで、よりチームでの一体感が生まれ、さらに完成度の高いデモになっていくと思います。

【Rosy☆Lilyについて】
 細かな振りや魅せ方、技を通すための計算された動きや立ち位置など、随所に完成度の高さを感じるデモでした。
細かいミスが多々見受けられましたが、デモの流れに大きな影響はなかったため完成度として高得点をつけました。
 細かいミスがなくなっていくことで、見ている人の気持ちが途切れることなく、感情のボルテージをより効果的に高めていけるようになると感じました。

【全体を通して】
 完成度を上げるためには、まずミスをしないようにすることが重要です。
next heroesでは各チームにコーチがついていると思いますが、チームメイト一人ひとりが「なぜミスが起こったのか」を考えて、原因を話し合う習慣をつけましょう。
習慣化することで、完成度の向上にさらに時間を多く費やせると思います。

 最後に、この20周年という節目にジャッジができてよかったです!
JAPANの舞台に出場するチームの更なるレベルアップを期待してます!全力でかましてきてください。


   


 
【 会場内観覧チケット販売期間 】 2025年08月05日(火)15:00 ~ 09月10日(水)15:00まで
【 Live配信チケット販売期間 】 2025年08月08日(月)12:00 ~ 09月14日(日)23:59まで
前売り券 ¥2,500 当日券 ¥3,000
前売り券 ¥2,000 当日券 ¥2,500
LIVE配信 一律 ¥2,000

チケットページの【ご購入の前に必ずご確認ください】をご一読の上お申込み下さい。
PLACE

世田谷区民会館
イーグレットホール


〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-21-27

アクセス
クボユウト ( 平成たぬき合戦ぽんぽこ / HEARTS )

・2020年,2022年 Double Dutch Delight Japan 2020・2022 一般部門 優勝
・2024年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2024 優勝
・2023年,2024年 DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 2023 ,2024 準優勝
Yosh a.k.a. YOSHIHIRO
( YUTTY KINGDOM./BITTER's CLUB )


・2019年 WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIP シニア部門総合優勝 (GILDE)
・2020年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2020 優勝 (ヤマアラシ)
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2021準優勝 (はらぺこあおむし)
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 3位 (はらぺこあおむし)
・2022年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2022 準優勝 (YUTTY KINGDOM.)
unno ( HARIBOW )

・2020年 Double Dutch Delight Japan 2020 優勝
・2021年 DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2021 第3位
・2024年 ASIAN JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS 優勝
・2024年 Britain's Got Talent 日本人最高記録
・2025年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2025 準優勝
ASUKI ( Millennium Collection )

・2023年 Double Dutch Delight Japan 2023 準優勝
・2023年 NDDL Holiday classic 2023 準優勝
・2023年 THE GOLD KING OF DOUBLE DUTCH 2023 CREW BATTLE 優勝
・2025年 DOUBLE DUTCH ONE'S 2025 scene2 優勝
・Out Hedge crewbattle vol.8 , vol.9 優勝
HIKARU ( GOOD BAITE / Ill pit comer )

2022年 DoubleDutch Delight East 2022 一般部門 優勝
2022年 DoubleDutch Delight Japan 2022 一般部門 優勝
2025年 DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN 2025 3位
MC親方

"MC親方!Double Dutch Delight Next Heroes 初登場!!
未来を担うヒーロー達のステージを、親方が全力で盛り上げます!
元気いっぱいで、会場でお会いしましょう!"